電験・エネ管 電気技術者掲示板

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参考書の瑕疵 - 素敵なおじさん

2011/09/30 (Fri) 13:54:52
*.dti.ne.jp

別のスレで変圧器の励磁電流に関連して変圧器の参考書の記述に誤りがあることを紹介したが、具体的にはどの箇所なのか?
この参考書を所持している方がこの掲示板を見たら間違い箇所がどこなのかが心配で夜も眠れないと可哀想なので判明している誤りの箇所を開示しよう。

ところで、この記述の誤りの発見に至った経緯は某匿名掲示板のある書き込みからなので、まずは当時の状況の再現記事から

+++++++++ 変圧器5 の過去ログの一部 +++++++++
616 名前:○の○[] 投稿日:2009/06/18(木) 00:24:10
何か馬鹿だのぶだの池沼だの阿呆だのが色々湧いているが
ε=pcosθ+qsinθ+(qcosθ+psinθ)^2/200 [%]
の出典を書いておく。
書籍名:変圧器
サブタイトル:基礎から応用まで
出版社:東京電機大学出版局
著者:坪島茂彦 羽田正弘 共著
67~68ページに記載がある。
どうしてこの式になるのかは自分の目で確認して自分のアタマで考えろよ。
ここでウジャウジャ言うな

+++++++++ この前後に興味がある方は過去ログを参照してね +++++++++++

電圧変動率の式の誤りについて他の書籍も確認したところでは、なんと「電気工学ハンドブック」にも同じ誤記があった。
なお、電気工学ハンドブックの最新の版では多少言い回しを変えて正しい記述となっていることも確認した。
わざわざ言い回しを変えたのは、単に式を修正するだけでは決まりが悪かったからなのかもしれない

Re: 参考書の瑕疵 - ひやかし

2011/10/01 (Sat) 09:48:38
*.so-net.ne.jp

東京電機大学出版局からの出版でも間違いがあるのじゃのう。
電気工学のバイブルともいえる「電気工学ハンドブック」にも
同じ間違えがあるとはのう。著者は出版前に確認しなかったの
かのう。まさか「電気工学ハンドブック」に間違いは無いと思
ってそのままコピーしたのかのう。

そこで素敵なおじさんさんにお願いなのじゃが、間違っている
箇所の正解を教えてほしいのじゃ。何か今のままじゃと推理小
説の真犯人がわからないというか、へびの生殺しというか、な
にかもやもやしているのじゃ。出来れば名探偵が推理を解く様
に数式を導いてくれるとありがたいのう。忙しいとおもうのじ
ゃが、わしと読者の為に何とかお願いしたいのじゃが。
「どうしてこの式になるのかは自分の目で確認して自分のアタ
マで考えろよ。」なんて言わないで下されよ。

Re: 参考書の瑕疵 - 素敵なおじさん

2011/10/01 (Sat) 19:47:37
*.dti.ne.jp

変圧器の電圧変動率については以下の通り。

定義:変圧器2次端子に定格力率、定格電流の負荷を接続し二次端子の電圧が定格値となるように一次端子電圧を調整する。
次に一次端子電圧はそのままで二次端子を無負荷としたときの二次端子電圧を測定する。
百分率電圧変動率εは次の式で表される。
ε=100*(無負荷電圧 - 定格負荷電圧)/(定格負荷電圧)

計算式:
このURLに詳しく解説されている
http://www.jeea.or.jp/course/contents/05101/

計算の部分は添付ファイルにも示した。
この計算式は2項定理を使用して平方根の展開をしているが、2項定理はひょっとすると高校の数学の範囲を外れるかもしれないから
+++++++ 以下 錯誤により一部修正済み +++++++++
別の計算方法としては、定格負荷時の電圧を100とし、半径100+εの円上にベクトル図を描いて図形的に求める方法もある。
数式は苦手だがベクトル図のお絵かきは得意というおじさんにはこちらの方法で確認すると良い。

>どうしてこの式になるのかは自分の目で確認して自分のアタマで考えろよ。

自分で確認しなかったのがミエミエのこちらの還暦のおじさんは幼稚園レベルのお絵かきで確認したほうが良さそうだ。

Re: 参考書の瑕疵 - ひやかし

2011/10/02 (Sun) 14:18:28
*.so-net.ne.jp

素敵なおじさんさん
早速の解答ありがとうのう
胸のもやもやが晴れてさっぱりしたわ。
2項定理というのを使って求めているのじゃな
わしにはさっぱりわからんわい。
わしの程度がしれるのう。式を暗記するしかてがないて。

又、何か教えてくだされや。ありがとうのう。

Re: 参考書の瑕疵 - 素敵なおじさん

2011/10/02 (Sun) 22:52:07
*.dti.ne.jp

もやもやが晴れてめでたいことだ
二項定理は電圧降下の計算には本質的ではなく、単に式を簡略化するためのテクニックだから、添付図のベクトルの意味が理解できることが重要
http://www.hst-cable.co.jp/products/pdf/P75-84.pdf

ここで電圧降下に言及したのは、変圧器の参考書に計算式のミスがあると多くの人が迷惑を蒙るから、てにをはともかく、肝心の計算式にミスが発見された時点でミスの訂正を公表するような仕組みがあることが望ましいと考えたからです。
出版社のHPで正誤表を公開するくらいできそうなものだが・・・

なお、この計算式のミスが発見されたのはひとえに2ちゃんに書き込んだ匿名某氏の功績だといえるわけで。
敬意を表して再掲しよう
掲示板に数式を書き込むときは参考書の丸写しではなく、自分で検証してからにしましょう

+++++++++ 変圧器5 の過去ログの一部 +++++++++
616 名前:○○骨[] 投稿日:2009/06/18(木) 00:24:10
何か馬鹿だのぶだの池沼だの阿呆だのが色々湧いているが
ε=pcosθ+qsinθ+(qcosθ+psinθ)^2/200 [%]
の出典を書いておく。
書籍名:変圧器
サブタイトル:基礎から応用まで
出版社:東京電機大学出版局
著者:坪島茂彦 羽田正弘 共著
67~68ページに記載がある。

どうしてこの式になるのかは自分の目で確認して自分のアタマで考えろよ。
ここでウジャウジャ言うな

+++++ 実に含蓄に富む名セリフだ ++++++

Re: 参考書の瑕疵 - 素敵なおじさん

2011/10/22 (Sat) 22:30:16
*.dti.ne.jp

どこかの書き込みに参考書の誤植は1箇所だけと書かれているが
この誤植が話題になった当時、出版社に電話で誤植について確認した。
先方の言うには
・誤植は他にも何箇所かあった。
・筆者はかなりの高齢だから改訂版は多分出さない
・正誤表についても残念ながら発表する予定はない

つまり誤植は他にもあるというわけだが、2ちゃんで指摘された符号の誤りだけしか認識できていないということでは
参考書をきちんと読み込んでないというのがばればれだ

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